『ひきこもりのそとこもり』ひきこもり猟師物語

ひきこもりが 生きる場所を探す物語を ここに残していく。

【銃】ってみんなが思ってるより、当たらないって話。

これは、『スラッグ弾』という熊、猪や鹿など、

大型の獣に対して使われる弾を、初めて撃った時の結果です。

 照星通りに撃つと、

なぜか紙にすら当たらなかったので感覚で撃つハメになりましたが、

それでも非常に難しい。

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簡単に説明するとスラッグ弾とは、

散弾銃で撃てるライフル弾みたいなもんです。

 

砂利を握りしめて投げるか、

石ころを投げるかの差です。

 

 

更に言えば火薬の量も違います。

火薬は投げる人になりますね。

 

一般人が砂利を投げるのと、

ダルビッシュが石ころを投げるの、そのくらいパワーが違います。

 

 

射撃場での的までの距離は基本的に50メートル。

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50メートルって狙ってみるとかなり距離があります。

この黒い丸が点に見えるよー。

 

発砲し、

どこに着弾したのかを備え付けの単眼鏡で確認します。

肉眼でどこに当たったかわかるなら、正直人間なのか疑うレベルですぞ。笑

 

 

この時はこのように立って撃つ、立射と言われるスタンスでした。

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 立射の場合、狙いを定めようと意識すればするほど、ゆらゆらと体が揺れてしまい、

スロットで言えば目押しのような感覚で撃つ事になります。

慣れないと息が詰まります…

 

あまり意識せず、構えてすぐ撃つ方が当たる気もしましたが、

何を隠そうこの『スラッグ弾』安いもので、一発250円ほどします。

とてもそんな気分になれませんよね。

 

二発でラーメン食えます。貴族の遊びやん・・・f:id:hikikomor-hunter:20170203002142j:plain

 このむき出しの金属塊が飛んでく

弾がかすめただけでも爆音と衝撃波で猪がよろけるほどです。恐ろしい。

むしろこんなものが250円ってのは安いのか・・・・・。

 

 

ーーーーー警察官への意見がひどかったーーーーーーー

 

命中精度は銃身の長さと弾、姿勢によって決まるそうです。

 

以前、警察官が数人で拳銃で数発発砲し、

ようやく命中して事が収まった。

なんて事件を昔、ニュースで目にした事がありますが、

その時の記事のコメント欄には、

あたかも警官の射撃が下手であるかのようなコメントで溢れていました。

 

本当に下手だったのかもしれないけど、

 

散弾銃でも動いてるものに中々当たらんのに、

あんな短い銃身の拳銃では、

15メートル先の動くものに当たるかも怪しいです。

 

 

外人部隊にいた方にお話を聞いた事があります。

『20メートル離れてて動いてたら、ハンドガンじゃ当てらんねえよ!

みんな映画の見過ぎなんだよな。』って酔いながら話してました。

 

 

ただでさえ銃とはあまり縁の無い日本、

映画やドラマのイメージが定着して当然ですよね。

 

僕も実際に経験するまでは、

そういうもんなんだって思ってました。

映画じゃ、走りながら拳銃を撃ったりしてるけど無理w

あんなの当たんないよ。

 

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50メートルで的がこんなもんです。

後ろによく見ると的がもう一列見えます。

それが100メートルです。無理ゲーですよ 笑

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 ゴルゴ13ってすごいなーって思いました。笑

 

そうそう、

最近よく『射撃場ってどこにあるの??』って聞かれます。

ご覧ください。関東だけでもこんなにあります。

 

人間って自分とは関係ない世界の事に関しては

いかに無知なのかって思いますよね。

 

お恥ずかしながら、僕は日本で銃が所持できることすら、

数年前まで知りませんでした。

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 もしお近くに射撃場がある方は免許を取得し、

射撃を趣味にしてみてはいかがでしょうか?

一生の趣味になります。(24歳が言っても説得力ないね

 

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僕なんかでも取得できるんです。

自分にやましい事がない人なら基本取れるはずですぞ。

 

余談ですが、

近年、女性ハンター、シューターの方が増えています。

狩りガールって聞いたことありませんか??

今までの狩猟のイメージはどんどん変わっていくのでしょうね。

 

オシャレなハンターベストとかも作られ始めてますし。

美男美女カップルとかで、

『キャッキャウフフ』とハンターライフを満喫する方が増えたら、

 

 

僕みたいなオタクは、蚊帳の外に追い出されてしまう事でしょう。

それは悔しくてハンカチ噛むレベル。

 

巷では【新参ハンター】を叩く、

【古参ハンター】さんが多いらしいのですが。

そんな気持ちなのかもしれない。

 

 

でも将来、僕がジジイになった時は、

『クソーー羨ましいのう!しかし狩猟の世界は甘くないぞ小僧!!』

とか言いながらも心から歓迎できる、

 

 そんな爽快感溢れるジジイになっていたいなと切に願う。

 

これから始める人のための狩猟の教科書

これから始める人のための狩猟の教科書

 

 これ、何度もオススメしてるけど、

配布される教本なんかよりずっと解りやすいからいいぞー。

 

自分の時はこんなイイ物なかったから、

文字ばっかの糞教本を熟読しました。

もう、あんな教本で勉強するのは二度とゴメンですw

 

 

 

 これもオススメ、電池式で左右のダイアルを回すとマイクが周囲の音を拾ってくれる。

しかも普段より聞こえる。それでいて、発砲音など大きい音のみを小さい音に変換してくれます。

 

 

射撃場なんかじゃ、いちいち耳栓を抜いたり刺したりしてると危ないです。

本当に。音も聞こえないのも危険。あくまでも経験です。

 

『そんなもん意味ねえよ!かっこよさに負けたなあ?』

って猟を引退された方に言われたんだけど、

よくよく考えて見れば、

その方の時代にこんなハイテクなものが無かったんじゃないかな?(失礼すぎる

 

 

嫉妬、嫉妬ですよ。

いいものがあるなら使ったほうがいいに決まってる。

 

いいものですよこれは。

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