未だに流れてくる、アライグマの話題について 母の実家で飼っていたし、今では食べる立場の僕の意見
- アライグマを母の実家で飼っていたことがある
- 僕は一応猟師なので、アライグマを殺して解体して食べる。
- 僕がなぜ食べるのか？
これについて改めて書こうと思います。
以前も記事にしましたが、この子がクマちゃんである。
僕が物心ついた時にはもう檻の中にいて、
器用に手を伸ばし、幼い僕を驚かしました。
でも、まだ凶暴じゃない頃はこんな風にリードでお散歩したりしたそう。
おばあちゃんと公園に散歩に行っては
そして檻の中に投げてあげる、そうすると喜んで食べ始める。
シャクシャクと音を立て両手で食べる仕草は今でも覚えています。
母曰く、庭に置いてあったお皿が行方不明になった時
水場に綺麗に洗われて置いてあった事があるらしい。
くまちゃんの仕業である。めっちゃ可愛い
クッキーをあげれば洗い出し、水の中で溶けてしまって困惑する姿。
可愛い。
20年ほど時は経ち、僕は猟師になったー
動物は好きです、まあ飼育するのは苦手ですが。
そして この子は初めて絞めて、解体して食べた獣 アライグマ。
姿は似ていても、くまちゃんではないのです。
はい、美味しくいただきました。
当然、僕の元に来た獣はだいたい食べています。
こんな感じで↓
ジビエ料理 再生リスト
人間様目線ではアライグマは害獣とされています。
ふざけた話ですが、人間の巻いた種を、人間が騒いでいるのです。バカ丸出し
もうしょうがないんですよ、圧倒的強さで増えてしまった。
猟犬が返り討ちに遭う、強さ。
にも関わらず、
もともと某王妃様に食用として献上された歴史もあるけど、
可愛いからペットにされたというのも頷ける可愛さ。
大多数がお情けをかけてしまう姿、仕草
罠に入ったアライグマを殺す時、なぜか拝むように手をスリスリされます。
命乞いをしてるわけではないだろうけど、そうにしか見えないですよ
ため息をつきながらも命を奪うわけだけど。
かわいそう！！なんで保護して故郷に返してあげないのよ！！
だまらっしゃい！！！何にも知らないくせに感情で喚くんじゃない。
僕を心底をイラつかせる言葉がtwitterでもコメント欄でも溢れる。
かわいそうはわかる。
でも問題はそんなに単純じゃないだろって話です。
アメリカに返せ？日本で生まれ育ってすでに日本のアライグマ、
と行っても過言ではないのでは？イノブタのようにイノシシに見えるけど
昔のイノシシとは違う、その場所に適応して行くんですよ生き物は。
それを人間都合でまた何か行動を起こすんですか？
害獣は基本、処理場でガス死のちに焼却。
アライグマだけじゃないぞ、たぬき、ハクビシン、イタチなどなど
ほぼ全ての獣は焼却されてるんですよ。
それは僕の中では腑に落ちない。
焼却というのは、自然の流れの中、サイクルを断ち切る事だと思う。
僕は焼却は嫌いです。
処理場で働いてる方には頭が上がりませんよ
辛いはずですからね、ほとんどの方は。
だから殺したからには食べる
できる限り、ありがたく食料にさせてもらってます
文字どうり無駄になってしまう予定の命を、
せっかく出会えたんだから 僕の糧にしたいのです。
昨日も穴熊が轢かれていて、道路で大の字になっていました。
それを回収していると通りかかったパトカーが止まり、
警察官が歩いてきました。
でも食べるんですよって話したら、
なるほど、「無駄に燃やされちゃうよりいいよね」
ってなんどもつぶやいていました。
わかってくれる人は すんなりとわかってくれます。
まとめ
狩猟やりたいんです！ってメッセージを送ってきてくれる方の多くは
鹿やイノシシの話ばかりします。
ですが、
僕はこの機に多くの小動物が、
食べ物として認識されず無駄に燃えかすにされている事を知ってほしい。
そしてもし機会があれば食べてみてほしい。
残酷だの、かわいそうだの騒ぐ力があるなら、
現実をみて、自分にできる事をして見たらどうでしょうか？
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