『タヌキの美味しさ』をぶち壊す、あの臭いの『正体と解決策』を確信した。
幾度となく食してきた『タヌキ』ですが、
あの咀嚼がピタッと止まるあの臭い、『ケミカル臭』(僕が勝手に呼んでいます)
ついにその正体が判明しました。
これからは美味しいタヌキ汁が食べられます。喜べーーーー!!
今回はさくっと終わらせたので、写真は最初の方だけです。
罠にかかったタヌキ、運ばれてきたときは、湯気が立つほど新鮮でした。
本日、2頭目の解体。
ーー解体講座をしていたーー
今日は、ツチヤ講師(ドヤ顔)と男性1名、女性2名で、
罠にかかった、アライグマの解体講座をしていました。
解体を終えると同時に巻狩りを終えた、(※巻狩り…主に猟友会で行われる猟)
オガワさんスギさんが現れ、しめたてのタヌキが搬送されてきました。
このお二人は、僕が日々お世話になっている方々で、
度々ブログに登場していただいています。(勝手に←)
hikikomori-hunter.hatenablog.com
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ここで女性お二人は帰ることに。
残された、男二人!!
『速攻で終わらせます!』(白目)
心で泣きながら、雨で濡れた体を奮い立たせます。
ーーファーストインプレッションーー
『うわ!!小柄だけどめっちゃもふもふ。ふつくしい・・・・・』
この子は鞣すしかない。ブレインタンニングでリベンジだ!!
hikikomori-hunter.hatenablog.com
しかし目に飛び込んできたのは、ふぐり様。
『ん?………んん!?』
普段のタヌキはこんなにタマタマ周りがモフモフしていなかった。
おお、これがよく聞く『タヌキのフグリ』か。
と妙に納得してしまった。
ω 『授かりものだ!!』 ※ロードオブザリング好きならわかるあのシーン。
この子の毛皮はボロミアと命名します。
我ながら素晴らしいネーミングセンス。
愛着わくぞこりゃ!!
ーーーケミカル臭の正体ーーー
こちらをご覧ください。
見る人が見ればわかるのですが、脂を肉にくっ付けていません。
イノシシをやり慣れてしまうと、無意識に脂を肉に残したくなるのですが、
以前、『孤独のジビエさん』こと、東雲さんに言われたことを思い出した。
『脂と肉の間に、くさい原因があるんよ!!』
まだホカホカで温かかった為か、
ある程度は手で皮と肉を剥がすことができましたので、
男二人でせっせと剥がしていました。
すると・・・・・・
『 うおおおおお!!くさいいい!!』
『可愛いのにくさい!!』
『なんだこりゃああああ・・・!』
『っっっっ!なぜだ笑ってしまう。』
突然の衝撃波に不意を突かれ、
笑ってしまう二人。それでも作業は淡々と進む。
ーこの現象、少しも不謹慎でもなんでもないことである。ー
人はあまりのショックを受けると、精神のバランスを取ろうと笑ってしまう。
これを見てくれ、かすかににじみ出る液体を。
ウエットティッシュで拭ってもまた出てくる。
不用意に手を嗅ぐと、『っく・・・・』
これですね。
二人は確信する。
半信半疑だった東雲さんの言葉を思い出し、確信する。
肉の方は臭くない。
犯人はヤス!!
ー犯人は脂肪下層部である!!ー
ーなぜ、今まで気がつかなかったのか。ー
それは、肉に脂をつけるように剥いでいたからで、
臭いの犯人である脂肪下層は、封印された状態で精肉されていたのだ。
そして下層部は表に出ないまま鍋へと投入され、
煮込まれるほどにケミカル汁が広がってゆく。
しかし、この成分は揮発性らしい。
蓋をせずに、じっくり煮込めば気にならなくなる説があるが、
正直、そこまでして食べる脂でも無い気がする。
ー結論・・・肉だけ食べれば美味しい!!ー
これからはあの匂いの無い、
純粋なタヌキ汁を食えると思うとわくわくするでござる!!
だから、今日は疲れたけどいい一日でした。
『今日に悔いなし!』
愛用のナイフはこれ。これのハンドルが黒いversionもあるけどこっちがオススメ。
そっちのは持った感じの感触が好きじゃ無い。安定のウッドハンドル!
『 タヌキの脂肪下層くさい説については半信半疑でしたが、
東雲さんが全て正しかったです・・・!反省!』
・・・・圧倒的反省っ!!