『ひきこもりのそとこもり』ひきこもり猟師物語

ひきこもりが 生きる場所を探す物語を ここに残していく。

〜初めての皮鞣し〜

ひきこもりを脱却すべく

引越してまだ間もない時のこと。

 

 

狩猟の世界に身を置き、初めて解体を経験することとなったアライグマ。

 

その毛皮を記念に残したいと思い、

僕は解体に引き続き、初皮鞣しに挑戦することに!

しかも風呂で。

 

 

 

これはなにも知らない僕が見よう見まねで、しかも自己流で行った方法です。

その為、上手くできたと思われるそれは半年後無残な姿になってしまうのである…

 まあ、まずは見切り発車、失敗するほうがいい経験になると思うのですよ。

 

 

1.まずは塩とミョウバンに漬け込む。

2.何日かつけたら肉や余分な脂肪分をそぎ落とす。

3.シャンプーなどでよく洗い、また塩ミョウバンを内側にたっぷりと刷り込み

新聞紙で包み筒状に。それを冷蔵庫へ

4.数日後、冷蔵庫から出し、板に釘などで端っこを止めて縮まないようにする。

5.頃合いを見てまたシャンプーなどで洗い流して、また同じように干してほぼ完成。

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この削ぎ取る作業はなかなか難しくて、タヌキやアライグマなどの小動物は皮が薄いので力加減や角度を間違えるとすぐに破れてしまう。

 

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そして、この2番の作業をおろそかにし

脂肪分をしっかり取りきれていなかったが為に

後々腐り始めてしまうのでした…

 

僕がダメにしてしまった毛皮は、

臭い抜きの為に外にだして

雨ざらしになったのが大きな原因だったのです。

 

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ふさふさだったのになああああ…!!

ちょっとした温度管理や手抜きで全てが水の泡になる。

それが鞣しだと思ったよ。

 

時間がないならやらないほうがいい。

 

 

そして時は流れ、とある狩猟界で有名な先生から衝撃の鞣し法の存在を聞かされる。

その名も『ブレインタンニング

 なんとその鞣し方は脳みそをぐちゃぐちゃにして塗りたくるという

メタラーが喜びそうな…しかし伝統的な技なのだ。

 

 

その鞣し方だと防水効果が付加されるらしく、

外に出しっぱにしていても大丈夫らしい。

 

 

使用素材→脳みそ

付加スキル→防水効果

 

なんでだあああ!なぜそうなる

次回、皮を鞣す際はこの方法を試します。

 

 

これから始める人のための狩猟の教科書

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