狐を埋葬した話
僕が暮らしている地域には、キツネも生息しています。
そして今日、キツネがよく目撃されている場所で、一匹の狐が轢かれていました。
その場所は木々が生い茂り、鬱蒼とした場所だったのですが、
老人ホームを作るらしく、工事され、のっぺりとした整備された場所になりました。
おそらく狐の住処が近くにあったのでしょう。
そこが人の手により、荒らされ生活が変わった結果、
今回のように轢かれてしまったのだと思います。
轢かれていたのは小狐でした。
放置されて、ぺったんこになってしまったその狐を見ると、
なんとも言えない気持ちになりましたよ。
でも埋葬し、大事なことを思い出させてもらった日でもありました。
子狐に感謝しています。
それはそうと、今日埋葬をすることができたのは、
体調不良で仕事を休んだからでした。
2日前に鶏を捌き、トークするという事を講師として呼んで頂いた際に、
足を合計15箇所以上ブヨに刺されました。でも子供達は真剣に受け止めてくれたみたいだったので、よかったです。
昨日は仕事中に脚はパンパンに腫れ上がり、
熱も出て来ました。
そして今日はお休みをいただいていました。
そんな朝、知り合いの方から「狐が轢かれてる」と電話で目が覚めたのですが
僕は動きませんでした。
午後、仕事に向かう途中に轢かれた狐を発見した、先輩猟師のOさんに、同じ連絡をもらい、たしなめられました。
「埋めにいってやれ」そう言われ、僕はやっと動きました。
そして現場に到着し、10時間以上放置され、轢かれ続けた狐を見て
僕はただただ、静かな場所に埋めてあげたいと思いました。
話だけ聞くのと、目の前にするのではやはり感じるものが違います。
準備している最中も、車は何度も轢いていきました。
もっと早く静かな場所に移してあげられたのにと、後悔しました。
写真も撮るつもりもありませんでしたが、
僕は動画に残すことにしました。
自分が後に見て、その時の気持ちを思い出せるように、
そして、人が見て何か感じてもらえるかもしれないから。
間違っているのかもしれませんが、僕は自分が思うようにしたまでです。
ぜひ思ったことを、動画のコメント欄に残していただければと思います。